アバター

ある掲示板で、『タイタニック』で映画史に金字塔を打ち立てたジェームズ・キャメロン監督が、構想14年、製作4年を費やした入魂作『アバター』の出来が非常にいいと聞きましたので、いてもたってもおられず、早速、家族で鑑賞に出かけました(笑)。

最初、26日にレイトショー狙いで劇場に行ったのですが、終了が深夜23時を過ぎる場合は18歳以下は入場出来ない旨をチケット窓口で知らされ、ガーーーーン状態でしたが、気を取り直して2日後の28日に無事鑑賞してきました。

まぁ、コロナワールド豊川の新装オープンの見学がてらに行ったので、併設する設備の「温泉入浴」も目的の1つだった為、全くの無駄足にならなかったので別段いいのですが、、、、それにしても、いつも行くユナイテッド・シアターは3D対応しておらず、「こりゃ~、名古屋か浜松か、ららぽーと磐田まで行かねばならぬのか、、、」と途方に暮れました。しかし、丁度、オープンしたここが3D対応の最新設備であったのはラッキーでした。シートも大きくこちらの劇場の方が満足感高かったですね。
※註 ほぼ完成していたが資金繰り悪化でオープンが1年ぐらい中止放置されていた。DLPはあの映画フィルム特有のノイズもなくとても高品位な画像でした。3D方式はメガネ軽量のRealD方式です。今後の映画鑑賞はコチラの劇場がメインになりそうです。今回は大迫力のIMAXシアターではなかったのですが、名古屋にIMAXシアターオープンしたので、今度は熱田神宮の初詣ついでにそちらでもう1度鑑賞しようかな~


(主人公ジェイクのアバターが「金城武」にしか見えないヤッズ★はおかしいかw)

この映画、とにかくCGが凄い!!!

『2012』もCGが凄かったのですが、この『アバター』のCGは次元が違うというべきか、、、、
出てくるアバターは全てCGなのですが、動きは全てモーション・キャプター、顔の表情はデジタル・クローズアップで生成されていて、まさに生きているかのようです。

■押井守監督、『アバター』の完成度に衝撃!「10年かけても追いつけない」と完敗宣言でみんなで乾杯!?
http://www.cinematoday.jp/page/N0021510

■映画「アバター」が社会に示唆すること(デジタルによるリアルの「代替」)
http://agora-web.jp/archives/858165.html

CGアニメーションは実写と重ねた際、どうしても実写と比べるとペラペラ感が出てしまうのがネックでした。これはどんなに緻密に描いても避けられない問題です。ですから、CGで描いた爆破シーンなどはあまり恐怖感に襲われないのです。しかし、CGアニメーションを3D化させることで、そのリアリティが増し、実写と違和感なく融合してしまうのです。爆破シーンも3D化で恐怖感がとてつもなく増します。滝場から飛び降りるシーン、翼竜に乗って崖に掴まるシーンとか、崖での描写がたくさん出てきますが、高度感がモロに伝わって高所恐怖症のヤッズ★はマジ怖いです(汗)。

このCGと実写の違和感無い融合こそがこの映画の技術的な肝で、今までのただ驚かすだけのギミック的な「飛び出す3D」とは明確な方向性の違いを持っています。文字通り「奥行き間」のある映像は、その世界が実際にあって、窓(スクリーン)を通して眺めているという感覚に陥ること請け合いです。

まさに体験です。、、、、映像革命という言葉が相応しい。

ストーリーはベタなのですが、まるでTDLのアトラクションを観ているような感じと言った方がに近いかも、、、それより遥かに臨場感、リアリティはあるが、、、、この映像に病み付きになりリピータ続出となるかも。。。。

アカデミー科学技術賞は間違いないでしょうね。

「アバター」という用語は、ヒンズー語の「アバタール」というインド神話や仏教説話の中で使われる「化身」がネット上の仮想人間に概念的に似ているところから転用されたといいますが、この映画のタイトルはさらにこの転用です。
このインドの神様の化身は人間のかたちをとる際には必ず「青い色」をしていますが、原住民ナヴィの肌が青い色をしているのも、実はここから来ています。

クリシュナ

映画の内容的には、『マトリックス』(MATRIX世界進入)、『エイリアン』(クリーチャー、パワードスーツ)、『インディペンデンス・デイ』(戦い決起、ホームツリー攻撃)、『地獄の黙示録』(ヘリ攻撃)を名場面が彷彿させるようなシーンのめじろ押しです。

また、セガのゲーム『パンツァードラグーン』を彷彿とさせる翼竜に似た鳥(?)に乗った空中戦闘シーンもあります。『パンツァードラグーン』の世界観が好きな向きにも堪らない魅力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=YMQQrEWyr_A

アバターへの意識移動を繰り返しているうちに、ドライバーはどっちの世界が現実の世界か分からなくなってしまう。これでは、まるで「胡蝶の夢」と同じです。「胡蝶の夢」を書いた道教の祖・荘子はどちらの世界も本当の自分として肯定し受け入れて生きていくのが正しいとしていますが、このアバターではそういう展開にはなっていません。主人公はどちらで生きるのかの選択を迫られるのです。

この選択は、人類が今後、テクノロジー主導で生きていくのか、それとも自然とリンクしながらスローに生きていくのかの選択に迫られている現在の状況を象徴的に表していると思う。

スピブログとしては、このアバターを自分の名倉世界に作ってみたい衝動にかられました(爆)。毎夜、訪れる名倉に自分のアバターがあるなんて最高だと思いませんか?

それとあと不思議な点の紹介です。この映画、実は2009年12月18日に全世界同時公開を予定していたが、何故かアメリカの20世紀フォックス社の意向により日本のみが12月23日に延期されたといいいます。何故、日本だけを遅延させたのかその理由は明かされていません。

この映画は「人類の歴史は侵略の歴史」であり、それを被侵略者の立場から描かれたものだといいます。かつて欧州の列強がアメリカ大陸やアフリカ大陸を侵略し、自分たちが欲しいものを現地人から勝手に奪い取っていった歴史がありますが、同時にこの映画はネイティブ・アメリカンに対するアメリカの「負の告発」でもあるという。そういう点から考えるに、この映画が日本だけ公開を遅らせたのは、アメリカによる人類初の「核」攻撃を受けた日本に対するの「贖罪意識」の現れなのかもしれませんね。

あるいは、日本が地球におけるナヴィであるとして特別扱いしたか!(爆)
※註 宮崎アニメが好きでその影響をモロに受け、映画の最後に『もののけ姫』にオマージュを捧げたシーン(山犬に乗ったサンの姿か?)があると言われる程の宮崎アニメ派であるキャメロン監督は、宮崎アニメが一貫としてテーマとする「自然との共生」を今回映画のテーマとして描く際に、過去日本を攻撃した米国民である自分が攻撃対象の側に取り込まれたジェイク・サリーのような存在であると見立てているのかもしれません。で、今回の日本への意図的な特別待遇に繋がった、、、、と考えるのは考え過ぎかw ならば、逆に公開を早くしてくれてもいい筈だが、、、、(爆)。でも本当の理由は、『タイタニック』の日本での興行成績がアメリカに次いで2番目に良かったからで、今回はその縁起を担いだのだという。

■映画【アバター】と宮崎駿作品の類似点
http://blogs.yahoo.co.jp/syuna1666/59315929.html

『風の谷のナウシカ』にそっくりという声が多いのですが、それならいっそナウシカの実写版3Dでも作ったらいいかもしれない。
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